赤ちゃん登校日
江津「赤ちゃん登校日」
また、平成27年に策定された「子ども・子育て支援事業計画」にも引き継がれ、これまで継続してきました。
この事業の概要は、次の通りです。
◆目的
小学生が赤ちゃんとのかかわり体験を通してコミュニケーションを学び、人は1人では生きていけないことや人の愛情に気づくなど、「親への感謝の心」「人を思いやる心」「役立ち感」、そして「生きる力」を育むため。
◆概要
①子育て中の親と生後4か月前後の赤ちゃんが、小学校を訪問し、児童とペアになって継続的にかかわりを持つ体験事業です。(毎月1回、計4回実施 *内1回は児童の事前授業、3回が赤ちゃんとのかかわり体験授業)
②児童は、事前授業で人間として大切なマナーや身だしなみ、衛生や赤ちゃんの安全、かかわり方、コミュニケーションの大切さなど、基本的なことを学習します。
(児童のメリット)
児童は、生後4か月前後の赤ちゃん(しゃべれない、歩けない)とかかわることによって①コミュニケーションづくり ②小さな命への思いやり ③赤ちゃんを通じて、育ててもらった親や周囲の人への感謝 ④役立ち感 を体験します。
(赤ちゃんの親のメリット)
参加する保護者は、児童とのかかわりの中から我が子への愛情を再確認、児童を通じて我が子の将来をイメージし、我が子が児童にかわいがってもらえることで子育ての充実感を得ることができます。
この事業を16年間継続してきたことで、少しずつですが成果が出てきています。
また、直接授業に参加している児童と赤ちゃん親子だけでなく、授業を行う学校をはじめ、参観された保護者、地域の方からも高い評価をいただいています。さらに最近では市内の企業関係のみなさんも見学に来られるなど、企業の子育て支援の面からも関心をもっていただくようになってきています。
講師(アドバイザー)
◎江津赤ちゃん登校日アドバイザー 田中康夫氏